販売といったら「買ってください」「買って欲しい」といった営業活動がつきものですよね。
営業職といった仕事のジャンルがあるくらいですしね。
実は、買ってくださいなんて営業活動をしなくても、勝手にバンバン物が売れるパターンがあるのです。
- 営業活動なんて本当はしたくない
- WEB上で勝手にモノが売れる仕組みをつくりたい
- 営業なしでモノが売れる仕組みがあることすら知らない
この記事では、営業せずに商品やサービスが売れる2つのパターンを紹介します。
今回紹介する2つのパターンを理解して仕組み化すると、「買ってほしいです」なんて苦痛な営業活動をしなくても、商品やサービスが勝手にじゃんじゃん売れるようになります。
2つのパターンを理解して、勝手にジャンジャン収益があがる仕組みをつくりましょう。
マーケティング基礎知識~勝手に売れる2つのパターン
マーケティングの究極のゴールは「営業活動をゼロにすること」です。
マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。
引用元:P.F.ドラッカー『マネジメント【エッセンシャル版】』 ダイヤモンド社、2001年、p.17
マーケティングの神様といわれるドラッカーも上記のように提唱しています。
つまり、マーケティングの理想は、自然に「売れてしまう」状態を作ることです。
この自然に売れてしまうパターンは2つあります。
【営業せずに売れる2つのパターン】
①元々その商品が欲しい人を見つけて売る
➁興味があるけど、欲しいまでには至らない人をWEB上で集めてほしくなるよう教育して売る
勝手に売れるパターン:①元々その商品が欲しい人を見つけて売る
1つ目の営業せずに売れるパターンは、元々商品を欲しいと思っている人を見つけてきて、その人に商品を届けるパターンです。
商品を欲しい人を見つける作業も、Web上でほしい人が勝手に集まる状態を作れたら営業なしでも売れます。
なぜなら、相手は最初から欲しいと思っている状態だからです。
だから、営業せずともバンバン売れるというワケです。
実は、この元々商品を欲しいと思っている人に商品を届けるパターンは、Webマーケティングの基礎中の基礎となっています
どうやって最初から欲しいと思っている人を見つけたらいいの??
【最初から欲しいと思っている人をWeb上で見つける方法】
→1番簡単な方法は、Google・Yahoo!で検索している人。
なぜならGoogleやYahoo!で検索する人は、
・すでに何かほしい
・解決したい課題がある
から、検索して調べている。
だから、検索している人に、その人が求めている商品を届けるのがWebマーケティングの基本中の基本となる。
たしかに!この前アラジンのトースターが欲しかったから
Googleで「アラジン トースター 口コミ」「アラジン トースター 最安値」って調べたよ!
すでに欲しい状態の人といえるよね。
勝手に売れるパターン:➁興味があるけど、欲しいまでには至らない人をWEB上で集めてほしくなるよう教育して売る
興味があるけど欲しいまでには至らない人を、WEB上で集めて欲しくなるよう教育をするのが、営業をしなくても売れる2つ目のパターンです。
そして、商品に興味があるけど、欲しいとまでは思っていない人たちは、とっても多いです。
そうよね!興味があるものはたくさんあるけど、全部は買えないよ…
お金がなくなる!
商品やサービスに必要性は感じているけど、必要性のままに行動や購入をすると破産してしまいますよね。
ブレーキがかかった結果、行動や購入をためらうワケです。
実は、「欲しいと思っているのに買わない理由」や「興味があるのに行動しない理由」がわかると、その商品を欲しくなるように教育をするのは簡単です。
その商品が欲しくなって具体的に行動するまでの促しがうまくなります。
結論!
人間は「必要性」と「緊急性」の2つが揃わないと、購入や行動をしません。
マーケティング基礎知識~相手を行動させたいなら「必要性」と「緊急性」
人間は「必要性」と「緊急性」の2つが揃わないと、購入・行動をしません。
なぜなら、必要性だけでは、購入・行動にブレーキがかかるからです。
例えば、必要な理由があって(必要性)なにか欲しいとしても、
欲しいものをバンバン買っていたら、お金がなくなってしまいますよね。
だから、欲しいけどブレーキがかかります。
実は、このブレーキを取っ払う方法があります。
それは「緊急性」です。
人は、必要性があり「買わないとヤバイ!」という緊急性でブレーキを取っ払って、購入・行動をします。
例)
朝起きたら歯が痛い!虫歯っぽい!どうにかしたい!(緊急性高い)
↓
すぐ歯医者を探して、躊躇なく予約して歯医者へいく(行動を促されている)
↓
なんで?
A・必要性と緊急性がそろっているから
マーケティング基礎知識~デキる営業マンはみんな知ってる!「緊急性」の提示
説明はとてもわかりやすいのに、売れない営業マンっていませんか?
いるいる!家電量販店でよくある!
商品の説明はとてもわかりやすいけど、その場で購入はしないかな~ってよくあるわ…。
実は、説明上手なのになんか売れない営業マンは、必要性の話しかしてないパターンがとても多いのです。
緊急性の話が抜けているのです。
だから、相手を行動に促すことができず、売れない営業マンになってしまうという残念な結果に…。
たしかに!
・最後の1台です
・明日から高くなります
とか緊急性をあおられたら、その場で購入を決めるかも!
マーケティング基礎知識~「緊急性」がないと行動しない理由と解決方法
人は「必要性」と「緊急性」が揃わなければ、行動しないということをお伝えしてきました。
次に、なぜ人は「必要性」だけでは行動しないのか?について解説します。
緊急性がないと行動しない理由:人間が現状維持しようとする本能のせい!理解すると人生成功まっしぐら
人は必要性だけでは行動しません。
必要性と緊急性が揃って行動します。
緊急性がないと行動しない理由は、「ホメオスタシス」という人間の本能が働くからです。
ホメオスタシスとは?
恒常性=現状維持をしようとする性質
行動した方が、人生が良くなる確率が高かったとしても、人はホメオスタシスのせいで行動をためらってしまうのです。
例えばこんな経験ありませんか?
例:ダイエットしたい!
食事量を減らして、運動増やせばやせるのはわかってる。
でも、ホメオスタシスのせいでできない。
→今が食べまくってる自分なら、体が食べまくる自分を維持しようとしてしまう
結果、ダイエット失敗…
世の中の99%のうまくいかない人は、ホメオスタシスのせいで人生がうまくいっていないといっても過言ではありません。
逆に言うと、ホメオスタシスを理解しておくと、ホメオスタシスを味方につけることができ、がんばりたいことをがんばれるようになります。
人間が現状維持しようとする本能をとっぱらう簡単な方法:緊急性をつたえるだけ
ホメオスタシスを一番簡単に取り除く方法は、緊急性を伝えることになります。
緊急性があったら「現状維持をしよう」と言っている場合ではないからです。
緊急性があるからとにかく「買わなきゃ!」という状態をつくります。
この心理状態から行動に促すことができるというワケです。
勝手に売れるパターンを自分の行動で振り返ろう→戦略上手になる
①過去に買ったものを振り返る:必要性と緊急性を分析
営業活動をゼロでモノが売れる仕組みを作りたい方は、ぜひ過去の自分の購買を、必要性と緊急性の観点から振り返ってみてください。
自分の購買を振り返って「私こんなとき買い物しちゃうんだよなぁ」を分析することは、相手を行動へ促すことの上達につながるからです。
必要性と緊急性の観点を知ると、自分の行動プロセスを客観的に見れるようになるから、無駄な買い物も減りますよ。
最近ルンバを買ったよ!
(必要性)そうじの手間を省きたい!ラクしたい!時短!
(緊急性)セール中だったから
→セールや期間限定、数量限定はわかりやすい緊急性ですよね
➁ホメオスタシスの失敗分析:成功しない負のループから抜け出す方法
がんばりたいのに、がんばれないときは、ほぼホメオスタシスのせいです。
今までの自分の人生で、ホメオスタシスのせいで失敗したこと、行動できなかったことをぜひ書き出してみてください。
自分のホメオスタシスの振り返りは、相手の行動を促す際に役立ちます。
相手が行動できない気持ちを理解できるようになるからです。
また、ホメオスタシスの負のループにハマると恐ろしいことに成功できない人生になります。
【ホメオスタシスの負のループ】
がんばりたいけどがんばれない→ホメオスタシスのせい→自己嫌悪(がんばれない自分を責める)→責め続けてツライ…→がんばれない自分を自己正当化(例・本当はやりたいことじゃなかったんじゃないか)
→結果なにをやっても成功しない人生
この記事を読んでいる方は、もうホメオスタシスを知ってますよね。
これからがんばれない時が来たときは、がんばれない自分をホメオスタシスという概念を通して客観的に観察できると思います。
また、ホメオスタシスを真剣に学んでいただいてそこの気持ちを理解できるようになると、相手に何か上手に促すことができるようになっていきます。
営業ゼロで販売活動をしたい方は、
ぜひ過去の自分のホメオスタシスを振り返ってみてください。
まとめ:相手に行動させる条件は「必要性」と「緊急性」の2つ!→あなたは売れる人になる
【営業せずに売れる2つのパターン】
①元々その商品が欲しい人を見つけて売る
→Webマーケティングの基本!GoogleやYahoo!で検索している人へ、商品をお届けする
➁興味があるけど、欲しいまでには至らない人をWEB上で集めてほしくなるよう教育して売る
→ホメオスタシス(現状維持)の性質を理解しよう!
→必要性と緊急性の両方をそろえて相手に伝える
上記ができるようになると、営業活動をしなくてもバンバン売れるようになります。
買ってください、買って欲しいなんて言う必要がなくなるのです。
営業せずに売れるパターンを理解して、効率のよい集客&売上につながるビジネスの仕組みをつくっていきましょう。
20230614