こんなお悩みありませんか？
・せっかく作った動画が見てもらえない…
・すでにYouTubeで成功している人は、どんなことを意識しているのか知りたい
・最後まで視聴してもらえる動画を作りたい
多くの視聴者に見てもらえる動画を作るなら、高度な編集テクニックが必要なイメージがありますよね。
でも、実は編集テクニック以前に、人を惹きつける言葉や言い回しを知っておくことが超重要となります。
なぜなら、人は感情が揺さぶられなければ、動画を見ないからです。
人を惹きつける言葉や言い回しを「コピーライティング」といいます。
もし、あなたがコピーライティングを知らずに、セリフがある動画を発信するなら、一生視聴者を惹きつけることはできず、せっかく作った動画は永遠に見てもらえません。
当記事では、ビジネス系YouTuberとして、大成功を収めているイングリッシュおさるさんの動画を元に、どんなコピーライティングが使われているか分析しました。
イングリッシュおさるさんの経歴
・元教員 /現在 株式会社LEC代表
・英検1級/TOEIC970
・英語系YouTuber（1年以内に登録者10万人達成）
・2020年4月起業→2021年2月に月収3.6億達成
・起業開始2年以内に累計売上9億達成
イングリッシュおさるから学ぶコピーライティング術
おさるさんから学ぶコピーライティング術
①GDTの法則
➁共感ライティング
③PREPの法則
④インサイト
①GDTの法則：人間の欲望を刺激
おさるさんの動画では、タイトル・サムネ・台本など全体を通して、人間の欲望を刺激する言葉が、とにかくたくさん散りばめられています。
人間の欲望を刺激する言葉を「GDTの法則」といいます。
GDTの法則とは？
→人間の欲求を9つで表したもの。大きく分けた3つの欲求の頭文字をとってGDT。
①GOAL（目標）
➁DESIRE（欲望）
③TEASER（本性）
人は誰しも時間やお金をなるべくかけずに、楽して物事を達成したいと思っている。【GOAL】
でも、富や名誉・愛・性欲・快適さを手に入れるためなら、時間もお金もかける。【DESIRE】
さらに、希少性の高いものや好奇心をくすぐるものに弱い性質をもつ。【TEASER】
サムネイル
まずは、サムネイルを見てみましょう。再生数が多い順に並べました。
一撃・一瞬で・一冊で・3か月で達成・今すぐできる！といった、GDTの法則のG（時間も努力もしないで結果が得たい欲求）を刺激するワードが多く使われていることがわかります。
99％の日本人が勘違い・99%の人が知らないは、GDTの法則のT（希少性や好奇心＝みんなが知らないことを知りたい欲求）を刺激しています。
吹き出しで、GDTの法則を上手く使っているね♪
タイトル
おさるさんの動画はタイトルにもGDTがたくさん使われています。
再生数回数が多い順にトップ10をまとめました。
・【最短最速】中学英語完全攻略【永久保存版】
・【完全イメージ化】前置詞44選【総集編】
・【99%の人が勘違い】英文法20選【完全イメージ化】
・【完全イメージ化】基本動詞50選【総集編】
・【たった1動画で全てがわかる】英文法完全攻略【永久保存版】
・【完全イメージ化】英熟語100選＋例文100個
・【一瞬で】リスニング力を爆発的に上げる最強の方法
・【1冊だけで】文法を完璧にする本【2カ月で文法攻略】
・【初心者向け】英語学習の始め方【3か月で達成できる】
・【有料級】英語脳を一撃で作る方法！！
サムネイル同様、GDTのG（時間・お金をかけず、努力せず達成したい欲求）を利用したワードが多く見られます。
【GDTのG（時間・お金をかけず、努力せず達成したい欲求）を利用したワード】
・最短最速
・完全攻略
・完全イメージ化
・総集編
・有料級
・たった1動画ですべてがわかる
・一瞬で
・一冊だけで
・2カ月で文法攻略
・3か月で達成できる
・一撃で
【GDTのT（希少性や好奇心が気になる本性をくすぐる）ワード】
・永久保存版
・99％の人が勘違い
・爆発的に
・最強の方法
再生回数上位10本の内4本の動画に「完全イメージ化」というワードが入ってる！わかりにくいことを簡単に理解したい人を惹きつける言葉なんだね！
台本
動画内のセリフでも、全体を通してGDTの法則が使われています。
例えば…
【【有料級】英語脳を一撃で作る方法！！より 】
ちょっとハードルが高いことだと思われがちなんだけど、 みんなが普段していることに 「あること」を意識するだけで 今すぐに「英語脳」が手に入ります
本当に皆さんのリスニング力を今すぐに上げたいので もし今言ったことができないのであれば、 今すぐこの動画を見るのをやめてください
【 LINE公式アカウントの誘導 セリフより 】
こちらの公式ラインでは僕が英検3級、TOEIC280点の全くの英語初心者から 2か月で英検1級、3か月で英会話習得、6か月でTOEIC９００点を達成した僕のすべてを詰め込んだ 「成果にフォーカスした英語コーチング」を無料で配信しています。 学習効率が悪い、時間がない、継続できないと悩んでいて 超短期間、超効率で あなたの求める英語力を手に入れて 「なりたい自分」を実現したいのであれば この動画下の概要欄から登録しておいてください
サムネイルや動画タイトルだけではなく、動画内全体のセリフにも、人の欲望を刺激する言葉をたくさん使っています。
➁共感ライティング：信頼度を爆アゲ！
おさるさんの動画では、視聴者の心理を代弁するセリフが頻繁に登場します。
視聴者の感情はピンク色の文字でテロップが付いているので、1度意識して視聴するのもオススメ。
視聴者のネガティブな気持ちを代弁して、不安を取り除く文章の型を「共感ライティング」といいます。
共感ライティングのメリット
①共感することで「この人、私のことをよくわかっている」と思わせる→信頼度UP！
➁視聴者のネガティブな感情や反論をつぶせる→説得力UP！行動に促しやすくなる！
実際のおさるさんがどのように共感ライティングを使っているか見てみましょう。
赤文字が視聴者の気持ちを代弁している箇所です。
ーイングリッシュおさるさんの共感ライティング具体例ー
【【一瞬で】リスニング力を爆発的に上げる最強の方法 より】
→こういうトレーニングをするとよく
「今日の英語だけ聞き取れるようなって、リスニング力があがったわけではない」
という人がいるんですけど 完全な勘違いです （なぜかというと～～～～）
→こうも思ってるでしょう！
「もっと自由にがくしゅうさせてほしいなぁ」って
わかってます
でも自由にさせるって言いかえると放っておくことにもなる
（だから）僕はある程度の厳しさって必要だと思う
→ここまで聞いて みなさんの頭の中には ある疑問が浮かんでいるんじゃないかと思います
「そんな都合がいい文法書があるの？」という疑問ですよね
それがあるんです
【【有料級】英語脳を一撃で作る方法！！より 】
→なかには 「これだけじゃ無理！！」 っていう人もいるかもしれない
ですけど そうじゃないんだよね！！！
この動画で少しでも「英語ができそう！！」と思って
少しの成功体験が自信につながって
そのあとの自主学習につながるんだよね
動画を見ている視聴者の気持ちをセリフやテロップで代弁してから、「でも、実は〇〇なんですよ」の流れになっていることがわかります。
どんなに優れた有益な動画でも、視聴者の反論は必ず生まれるものです。
台本を書いたら、想定されるあらゆる反論を書き出してみよう♪
③PREPの法則：説得力UP
おさるさんの動画では、本題を伝える時の文章構成で「PREPの法則」というコピーライティングが使われて入れています。
PREPの法則とは？
→「結論・理由・具体例・結論」から成り立つ、わかりやすい文章の構成です。各頭文字をとってPREP。
・結論（Point）…話の要点となる結論・主張
・理由（Reason）…結論の理由・根拠
・具体例（Example）…理由を裏付け・説得力を持たせるための例・データ・状況
・結論（Point）…話の要点となる結論・主張
実際に、おさるさんがどのようにPREPの法則を使っているか見てみましょう。
※PREPがわかりやすいようにセリフを抜粋して簡潔にまとめています。
| P：結論 | 一瞬でリスニング力を爆発させる最強の方法は「正しい発音で英語を読むこと」だ |
| R：理由 | 英語が聞こえない理由は何度も英語を聞いていないからではなく、 あなたの思っている音と、実際の音に差があるからだ |
| E：具体例 | 例えば、 I’ｍ going to make a lot of hand gestures アイムゴーイングトゥーメイクアロットオブハンドジェスチャーズ と思っていたら、何回 聞いても絶対に聞き取ることはできない。 だから自分で発音をして あなたの思っている音と実際の音との差を埋めなきゃいけない。 |
| P：結論 | だから、一瞬でリスニング力を爆発させる最強の方法は「正しい発音で英語を読むこと」だ |
| P：結論 | 一撃で英語脳を作る方法は 「感情を込めて音読すること」だ |
| R：理由 | 「英語は感情や場面で話す」 からだ |
| E：具体例 | 例えば、疲れたという感情や場面に出くわした時に 「疲れた～」という言葉が出てくる。 「眠い」という感情や場面に出くわしたら 「眠いわ～」 って言葉が出てくる。 つまり、言語を話すときは 頭で考えてなくて 感情や場面によって 条件反射みたいに言葉が出てくる。 |
| P：結論 | だから、一撃で英語脳を作る方法は 「感情を込めて音読すること」だ |
④インサイト：興味を惹きつける
見られる動画を作るために、特に重要なテクニックが「インサイト」です。
おさるさんも、最初の5分の興味づけや、本題の冒頭で必ず使用しています。
インサイトとは？
一般論を覆す衝撃の事実や視聴者が気づいていない真実を、つきつけること
人は、自分が知らない話に興味を持つ生き物だからです。
確かに、すでに知っている話は真剣に聞かないな！
相手が知らない衝撃の事実を提示することで、視聴者を惹きつけるコピーライティングが「インサイト」です。
①動画冒頭のインサイト使用例
動画冒頭のインサイト使用例
【【１冊だけで】文法を完璧にする本【２ヶ月で文法攻略】 より】
みなさんは文法と聞いて、 「文法って量が多そうで大変そう」 「結局どの本を買えばいいのかわからない」 「何冊も買わなきゃいけないの？） って思ってるんじゃないかな？→一般論
でも驚くかもしれませんが 文法の量はそんなに多くはないし、 2か月でマスターでき本も1冊で充分です！ そして実は たった1冊で英文法の9割を理解し 実際の会話でも使えるんです→新事実
【【有料級】英語脳を一撃で作る方法！！より 】
実は英語脳って、 ちょっとハードルが高いことだと思われがちなんだけど→一般論
みんなが普段していることに 「あること」を意識するだけで 今すぐに「英語脳」が手に入ります→新事実
➁本題のインサイト使用例
前章で動画の本題では、PREPの法則が使われていること解説しました。
実際のおさるさん動画の、「PREPの法則＋インサイト」の使い方を見てみましょう。
※セリフ・テロップは一部抜粋しています。
| P：結論＋インサイト | 今みたいに英語を聞いて、なんて言っているか分かった後、 あなたなら次どうしますか？ 「いや、聞き取れるようになるまで何回も聞くでしょ！」 「シャドーイングでしょ！」 と答えてしまった人 これでは英語が聞こえるようにはなりません 「でもおさるさんも、シャドーイングが良いって、前の動画で言ってたよね」 という人もいるかもしれません。 確かに最終的にシャドーイングで英語を聞くことは必要です← 一般論 しかしこれは「あること」を先にしていない 英語が聞こえるようにはならないんです その「あること」というのは 今日一番お伝えしたい 一瞬でリスニング力を爆発させる最強の方法 ずぼりその方法とは 「正しい発音で英語を読むこと」←インサイト |
| R：理由 | 英語が聞こえない理由は何度も英語を聞いていないからではなく、 あなたの思っている音と、実際の音に差があるからだ |
| E：具体例 | 例えば、 I’ｍ going to make a lot of hand gestures アイムゴーイングトゥーメイクアロットオブハンドジェスチャーズ と思っていたら、何回 聞いても絶対に聞き取ることはできない。 だから自分で発音をして あなたの思っている音と実際の音との差を埋めなきゃいけない。 |
| P：結論 | だから、一瞬でリスニング力を爆発させる最強の方法は「正しい発音で英語を読むこと」だ |
| P：結論＋インサイト | 英語脳を作るためには 常に英語がある環境に身を置くこと とは言いません！！ 英語脳と聞くと こういうの聞いたことありません？ 「常に英語がある環境に身を置こう」 「外国人の友達を作ろう！！」 ちょっとまってWWW ちょっとまってWWWｗｗ 「常に英語がある環境って…」 すぐに作れなくないですか？？← 一般論 一撃で英語脳を作る方法は 「感情を込めて音読すること」です←インサイト |
| R：理由 | 「英語は感情や場面で話す」 からだ |
| E：具体例 | 例えば、疲れたという感情や場面に出くわした時に 「疲れた～」という言葉が出てくる。 「眠い」という感情や場面に出くわしたら 「眠いわ～」 って言葉が出てくる。 つまり、言語を話すときは 頭で考えてなくて 感情や場面によって 条件反射みたいに言葉が出てくる。 |
| P：結論 | だから、一撃で英語脳を作る方法は 「感情を込めて音読すること」だ |
まとめ：成功者が使っているコピーライティングを利用して見られる動画を作ろう
すでに数多くの実績を記録しているイングリッシュおさるさんが使っている、コピーライティング４つをまとめました。
今日から真似できるコピーライティングがたくさんありましたね♪
1つずつ取り入れて、最後まで視聴者さんに楽しんでもらえる動画づくりの参考になると嬉しいです。
【 おさるさんから学ぶコピーライティング術 】
①GDTの法則
→人の欲を刺激するワード!グサグサ心に刺さる！
→サムネイル・タイトル・台本など、すべての場面で使う
➁共感ライティング
→視聴者の反論を代弁してから、反論をつぶす！信頼度・説得力が爆アゲ！
→台本を見直して、視聴者の全てのネガティブに寄り添う
③PREPの法則
→本題は、結論・理由・具体例・結論の順で話すと、わかりやすく離脱を防げる！
→最初の結論には、インサイトをいれて、興味を惹きつける
④インサイト
→視聴者が知らない衝撃の事実を突きつけて、興味を惹きつける！
→動画冒頭、本題に入る冒頭で必ず使いたいテクニック
